当院で行う治療
当院は動物に対して内科的な診療や外科的治療をはじめとして、さまざまな対応をしています。
最初にお越しいただいた際には、まず一般診療として全般的な診察を行い、症状に応じて必要な検査・診断や専門的な診療を提供していきます。ご要望があればセカンドオピニオンもお受けしていますので、お気軽にご相談ください。
診療案内
当院は動物に対して内科的な診療や外科的治療をはじめとして、さまざまな対応をしています。
最初にお越しいただいた際には、まず一般診療として全般的な診察を行い、症状に応じて必要な検査・診断や専門的な診療を提供していきます。ご要望があればセカンドオピニオンもお受けしていますので、お気軽にご相談ください。
内科的な疾患や不調を対象に、検査・診断・診療を提供いたします。飼い主様にとってわかりにくい内容もあるかと思いますが、当院は納得していただいた上で診療を行うことを第一にしています。
診断を行うにあたって、飼い主様からいただく動物の情報が重要な場合もありますので、日ごろから健康状態に配慮していただくことをおすすめいたします。
ケガや腫瘍の摘出、避妊や去勢の手術などを含む診療分野です。幅広い治療をできるだけ素早く提供するために、設備や器具の導入も積極的に行っており、凝固装置付きの高周波メスや内視鏡、手術の際の身体の状況を確認するためのモニタリングシステムなども用意しています。
内視鏡外科手術は、内視鏡を用いて3~10mm程度の小さな傷で行う手術です。拡大された鮮明な画面を見ながら、細やかな手術操作をすることが可能です。
【当院で可能な内視鏡外科手術・検査】
【実習修了実績】
腹腔鏡とは、内視鏡の一種です。細い管の先にカメラが付いており、体内を観察・撮影できます。(カメラによって拡大視野と鮮明な画像を得られるため、肉眼で見るよりも細かく確認ができます。)
お腹に3~10mm程度の小さな穴を作り、その穴からカメラを入れて術野を確認します。そしてもう一か所の小さな穴から器材を入れ、手術を行います。(開ける穴の数は手術内容によって変わります)
腹腔鏡手術のメリットは、傷が小さいということだけでなく、拡大視野や画像の鮮明化により、より多くの臓器の観察ができることや、余分な出血の回避などがあります。もちろん小さな傷で済むことにより、痛みの軽減や、術後の早期回復も期待できます。
皮膚科では湿疹や脱毛、かゆみなどに対応しています。治療は薬の服用や外用が中心で、免疫抑制薬や抗菌剤、ステロイド薬やイヌインターフェロン-γ、減感作療法薬などを、症状に応じて使用しています。動物にとっても人間にとっても皮膚の疾患は大きなストレスとなります。かゆみなどを感じながら生活するのはQOLの低下に直結しますから、適切な治療を受けてできるだけ早く改善しましょう。
循環器とは、血液を循環させるための心臓や血管を含む器官です。心臓は血液を移送するためのポンプの役割を受け持っているので、循環器の疾患があると血液の循環にトラブルが起こります。そのため、多くの動物にとって循環器系の疾患は大きなダメージにつながる場合があります。
心臓の疾患にも多くの種類がありますが、初期症状は息切れや疲れやすさなどで現れることもあるので、できるだけ日常からご注意ください。
動物も人間と同様に緑内障や白内障にかかることがありますが、わんちゃんやねこちゃんそれぞれに特有の目の疾患も存在しています。ペキニーズやブルドックに見られる角膜障害はその代表的なものと言えるでしょう。
他にも種類によってかかりやすい疾患があるので、ご自宅のペットがどんな疾患のリスクがあるのかは知っておくほうが予防しやすく、早期発見、早期治療にもつなげやすくなります。
動物は目の疾患があるときに、動作ができなくなることもあります。早めに気づくほど治療もしやすいので、異常があれば当院にご相談ください。
歯周病は人間だけでなく動物もかかる病気です。飼い主様がケアするとしても人間のように毎日磨くのはなかなか難しいですから、発病も重症化もしやすい現状があります。歯周病は歯ぐきの状態を悪くするだけでなく、歯周病菌が全身をめぐって重篤な疾患を起こす原因にもなるので注意が必要です。当院に定期的にお越しいただければ、歯石の除去を行ってお口の中の健康を守ります。まずは状況確認から始めましょう。
腫瘍科では、動物の身体にできる「しこり」や「できもの」などを扱います。まずは細胞を採取して検査を行い、良性か悪性かの診断をいたします。その後の処置は動物の状態や症状、飼い主様の意思にもよって変わります。悪性と診断し、生命に関わる可能性がある場合は摘出手術が治療の候補にあがることもあります。一方、良性であれば様子を見るだけで済むこともありますので、異常があればまずはお気軽にご相談ください。
動物が耳を痒そうにしているとき、目視して色が平常でないときなどは当院にご相談ください。耳の疾患としては中耳炎や外耳炎、耳血腫などが知られています。種類や個体差によってかかりやすい疾患もありますし、寄生虫による症状もあるので、まずは診断を行って対処方法を相談していきましょう。
当院にお越しいただければ、飼い主様が日常的にできるお手入れの方法もレクチャーいたします。
当院では動物に対する鍼灸治療も行っています。鍼灸は東洋医学に由来しており、長い歴史と豊富な実績を持っています。人間と同様に動物の身体にも多数のツボ(経穴)があります。ツボを鍼灸によって刺激すると内臓の調子を改善しますし、本来持っている自然治癒力を高める働きもあります。また、鎮痛作用でその時動物を悩ませている痛みを緩和することもできますし、免疫機能をアップして疾患に対抗することも可能です。さらに炎症を抑えることも期待できますから、鍼灸は動物の不調の改善や健康管理にさまざまな点で役立ちます。
鍼灸治療と言うと東洋のイメージが強いと思いますが、近年は欧米諸国でも広く活用されており、日本でも研究が進んでいます。
鍼灸治療は、経穴を刺激することで身体のバランスを整え、動物自身の力で回復することを補助する治療方法です。安心・安全な治療ですので、ご興味のある飼い主様はまず一度お試しください。
今回は耳のお話です。ワンちゃんの耳の疾患はとても多く、来院の理由も様々です。痒みがある、耳が臭い、赤い、膿が出てる、頭を振ってるなどなどその症状も様々です。そして大概の子が耳の病気を経験した事があるのではないかと思います。 耳道疾患...
<動脈管開存症:PDA (Patent ductus arteriosus)>PDAとは犬で最も多い先天性心血管疾患の一つであり、先天性心疾患のおおよそ25%~30%の発生率といわれており、お母さんのおなかの中に居るときに、「胎児循環」を維持するための「動脈管」が生ま...
当院では10年以上前からワンちゃんの避妊手術に対して適応外の症例以外は腹腔鏡での手術を実施しています。開腹での手術は現在しておりませんのでご理解いただきますようお願いいたします。腹腔鏡の避妊手術とはどんなものでしょう?一般的に避妊手術は...
麻酔の話って手術や検査の時に必ず耳にすると思いますが、飼い主さんからよく言われる質問で、〇〇歳だけど負担はないですか?麻酔かけれますか?高齢になるとやはり麻酔をかけて大丈夫かな?という心配は切り離せませんよね。更には〇〇歳だから麻酔は無...
フィラリア(犬糸状虫:Dirofilaria immitis)フィラリアとは犬糸状虫という大きいと30cmにもなる糸のような細い虫が寄生して様々な症状を出す病気です。わんちゃんだけでなくねこちゃんもかかります。症状:フィラリアが心臓や肺動脈に寄生することで...