山県市高富の犬・猫の動物病院『たかとみ動物病院』

  • 0581-23-0272

    お問い合わせ

  • 夜間救急はこちら

    予約フォーム

  • 診療時間
    9:00~12:00 / 17:00~19:30
    休診日
    水曜午後・日曜・祝日
    ※土曜は19時まで
    ※受付は終了30分前まで

検査・健康診断

病気の早期発見に努めます

動物は人間のように言葉によるコミュニケーションができませんし、そもそも体調不良を自己申告する習性もありません。むしろ、生きる上では弱みを見せないことが大切でもあるため、症状が出た時にはかなり進行していることもあります。
そのため、飼い主様が日々接する中で変わった点がないか、注意を払うことが必要です。毛並みに変化がないか、食欲はあるか、排せつに異常はないか、変わった行動をしていないかなどに気を付けることで異常に早く気づけば、それだけ治療もしやすくなります。また、当院で定期検診を受けることも有効な予防方法です。

血液検査

検査結果が出る時間は項目によって変わりますが、通常の検査では来院した時に結果を知ることが出来ます。犬や猫も人間と同じように、静脈から採血します。そのために軽く保定する必要があります。
※1年に4〜5歳の年をとるワンちゃん・ネコちゃんのために「知らなかった」「気付かなかった」を見逃さないよう早期発見のため、健康診断も行っております。血液検査の結果によっては、超音波検査やレントゲン検査等も行う場合があります。詳細は獣医師までお尋ねください。

レントゲン検査

当院では、DR:Digital Radiography(デジタルX線画像読取装置)を使用してレントゲン検査を行います。
従来のレントゲンと違いデジタル処理しますので、安定して良い画質での撮影が可能です。何より飼い主様にとって、フィルムを現像する必要がありませんので待ち時間が少なくなります。撮影した画像は、診察室内のモニターで見ていただきながら症状のご説明をします。

超音波検査

  • iVEAT 超音波腹部エコー実習修了
  • iVEAT 超音波心エコー実習修了
  • 獣医イメージングサポート心エコー実習修了
  • 獣医イメージングサポート腹部エコーベーシック実習修了
  • 獣医イメージングサポート腹部エコーアドバンス実習修了
  • 関西動物ハートセンター心エコー実習修了
  • 学際企画心エコー実習修了
  • 関節液・関節超音波実習修了
  • 超音波検査は痛みを伴わず、体に影響のない検査です。クッションを台の上にのせ仰向け・横向きになり、アルコールや専用のゼリーを付けて機械をあて行いますが、検査時は毛が邪魔をして見づらいことがあるので、一部毛を刈らせていただく場合があります。
    この検査は、基本的に麻酔をかけることなくできるため、心臓の悪い子や具合の悪い子にとっては利点ですが、あまりにも嫌がって動いてしまうと細かい部分まで確認ができないため、場合によっては鎮静が必要なこともあります。
    ※当院では、緊急性以外では予定を取って検査していただくことが多いです。超音波検査は、主に心臓や腹部の精密検査に使われます。検査内容によっては、絶食で連れてきてもらう場合もあります。

    心臓

    レントゲンだけでは心臓の形や大きさの違いくらいしかわからなかったのが、内部構造や血液の流れ、弁の形の変化までよく観察できます。リアルタイムで心臓の動きを見ることができ、最大の特徴は心機能の状態を知ることです。心検査の際には、心電図・血圧も同時に計測します。

    腹部

    肝臓・腎臓・膵臓・脾臓・胆のう・総胆管・副腎・消化管(胃~大腸まで)・膀胱・前立腺・卵巣・子宮・リンパ節の他に、骨や靭帯(眼球や頭蓋内の確認にも応用します)など、幅広く使われます。臓器の形だけでなく働きをリアルタイムで見ることができ、腫瘍・結石・炎症などの存在も確認できます。(場合により造影検査もします。)
    小さい病変も鮮明に映し出すので、普段なかなか気付かないような異常の早期発見にもつながります。臓器によっては、胃の内容物やお腹の中のガスが邪魔をして見ることができないことがあるので、検査を受ける前は絶飲絶食が望ましいです。
    また、膀胱を確認する際は尿が入っていないと膀胱が縮んで詳細に検査できないため、できるだけトイレを我慢させ、尿をためた状態で確認させてください。

    整形

    関節内の診断は実は非常に難しく、これまでは触診やレントゲンでの診断が主流でした。しかし、現在では高周波プローブによる超音波検査で関節内の液体の貯留(炎症の有無)や靭帯・半月版などの観察が可能となりました。そのため、今までより詳しく関節内の情報が得ることができるようになりました。

    眼科

    超音波を使用して眼球内部を検査することも可能です。動物の目に当てて、虹彩・網様体・水晶体・網膜などの構造を検査します。超音波検査を行うことにより、網膜剥離や白内障、腫瘍の有無などが診断できます。

    体表

    体表に高周波の超音波が出るプローブを当て、組織の血流やエラストグラフィーといった機能を用いたり、反射された超音波を画像データとして処理することで、体内の組織を調べることができます。
    心臓・腹部の精密検査に加え、甲状腺、乳腺などの体表の腫瘤の検査を行うこともできます。また、喉などもリアルタイムの動きを見ることができます。

    超音波造影検査

    超音波専用の造影剤が開発されたことで検査の精度が格段に向上し、肝臓などの腫瘤の悪性度の判別に関して役立つようになりました。検査自体は無麻酔で行えるのもメリットです。麻酔をかけたり、肝臓に針を刺すような検査が治療を決めるためにどうしても必要なケースがあります。しかしながらいきなりこれらの検査に進むのではなく、まず造影超音波検査を行うことにより体への負担がほとんどなく治療方針を決定できることもあります。いきなりCTや麻酔をかける検査の前に治療方針の判断材料になりえます。
    造影超音波検査は、主に肝臓の腫瘍に対して適応されますが、膵臓・胆嚢・肺などへの診断にも応用され始めています。

    心電図検査

    動物の心臓に異常がないかを確認する際、心電図による検査は非常に有効です。検査装置によって細かい違いはありますが、複数の電極を身体に取り付けて電位を測定することで、心臓の動作状態を検査することができます。当院ではクリップ上の電極を使用しています。痛みを感じることはなく、起きている状態で計測可能なので、動物の身体への負担もありません。
    測定時間は5~30秒程度と短いですが、場合によって何度か計測を行います。

    尿検査

    尿検査は、腎臓から尿管・膀胱といった泌尿器の疾患が疑われる際に多く行われます。尿の回数・量・色など、異常がある時は、尿を家で採取し病院へ持ってきていただければ、10分~20分ほどで検査が可能です。検査結果によっては、超音波を行う場合もあります。家での採尿が困難な場合は、導尿を行うこともできます。(雄に限る)
    ※尿を持ってくる場合は、1時間以内に持ってきてください。1時間以内に持ってこれない場合は、冷蔵庫に入れていただければ3時間経っていても検査可能です。

    内視鏡検査

    内視鏡とは

    内視鏡には、皆様が想像されている消化管内視鏡のような自在に動かすことのできる軟性内視鏡と、腹腔鏡などのまっすぐな硬性鏡に分けられます。外側から見ることのできない体の中を、動物の症状や検査したい部位に応じて、軟性内視鏡と硬性鏡を使い分けて診断や治療をしていきます。

    内視鏡検査(軟性)

  • オリンパス主催軟性内視鏡ウェットラボ
  • 軟性内視鏡とは、いわゆる胃カメラのことです。主に消化管内の粘膜などを、内側から直接見ることができる検査です。肉眼的に観察し、病変部の組織の一部を採取して病理検査を行い病気の診断をします。また、異物を飲み込んだ場合なども、お腹を開けることなく取り出せるケースもあります。その他にも、様々な病気が原因で食事を口から取れない場合、内視鏡を使って安全に胃瘻チューブなどが設置できます。

    犬猫での内視鏡検査を行うときには

    内視鏡を飲む際、喉を通るときにおえっという吐きそうになる反射があるため、犬・猫の場合、全身麻酔が必要になってきます。ぐっすりと眠ってしまってから飲ませるので、苦しかったり気持ち悪かったりということはありません!
    ただ、全身麻酔をかけるので絶飲絶食の実施や血液検査を受けていただきます。下部消化管の検査も必要な場合、大腸内をきれいにするため、浣腸処置や場合により数日前から食事の指示もあります。
    場合によっては入院が必要なこともありますが、ほとんどの場合、日帰り検査となることが多いです。

    内視鏡検査(硬性)

    特殊なスコープを使用し、腹腔内・耳道・鼻腔・膀胱などをモニターで観察することのできる医療機器です。この機器を使用することにより、お腹を大きく開けずに、小さな傷を数箇所つくり、カメラで腹腔内を観察しながら避妊手術や各種の組織生検が行えるようになりました。
    細い硬性鏡を使用することで、なかなか奥まで確認できない耳道も、確認しながら処置をすることができます。これは今までの単なる「外耳炎」を、より正確に把握できる診断と治療を可能にしました。
    当院での避妊手術は、腹腔鏡での手術となります。詳しくは獣医師までお声かけください。

    糞便検査

    当院では、直腸から採取した新鮮便を顕微鏡で直ちに観察する直接法、飽和食塩水で糞便を溶かして比重の差を利用して寄生虫卵を検出する浮遊法などの検査を行っています。場合によっては、検査キットやPCRなどを用いた外注検査も行っています。
    便の細菌の様子・消化不良の有無・原虫(トリコモナス・ジアルジア)の有無などがわかります。

    ページトップへ戻る