岐阜県山県市の動物病院 たかとみ動物病院
岐阜県山県市の動物病院:たかとみ動物病院です。たかとみ動物病院では動物たちにとって最良の治療方法を飼い主様と模索しながら治療をすすめてまいります。
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    フィラリア症

 

  フィラリアとは・・・

 
 「蚊」によって媒介される寄生虫による病気です。
他の寄生虫と違い心臓を寄生部位(住みか)としているため、罹ると死亡率も高い病気です。
「蚊」はフィラリアに罹っている犬の血を吸うことでフィラリアの子どもを取り入れそこで感染能力を持つ子どもに成長しその蚊が他の犬に子どもを移していきます。

 

  症状は?

後大静脈塞栓症 
フィラリアに罹ると様々な症状を示しますが、「咳が出る」、「お腹に水が溜まる」、「散歩中など興奮したときに倒れる」などが最も多いようです。しかし、フィラリアに罹るとすぐ、この症状が出るわけでなく、症状の発現には個人差があります。
1〜3年ぐらいであらわれる子もいれば、14〜15歳で、全く症状が無い子もいます。

 さらに、特殊な症状として「大静脈症候群」というのがあり、本来フィラリアがいる場所と違うところに寄生してしまう事で起こる急性のショック様病態です。
この場合出来るだけ迅速な治療(基本的には外科的、時に内科的)が必要になります。そのまま、様子を見ているとどんどん病態が進行して数日以内に死亡してしまいます。殆どの子が急に元気が無くなり、呼吸が荒いあるいは大きくなり、おしっこが醤油や、赤ワインのような色になります。

左の写真は「後大静脈塞栓症」の手術前の心臓です。

 

  治療

 
 まず、症状があればそれを抑えるための対症療法をします。
その後様々な方法でフィラリアに対する治療・予防をしていただく事になります。
よく患者さんが「この頃咳が良く出るんですが、近所の人がフィラリアだって教えてくれたんですけど、もうだめだって言われたんです。。」等と言われ諦めてしまい末期に見ているのが忍びないと言って連れてくる方も多いのですが決して「もうだめ」ってことはありません。
もちろん、治療してもらっても亡くなる例もありますが、元気にしている子もいます。
周りの声惑わされずになるべく早期に病院に行ったほうがいいでしょう。

 

  予防(血液検査が必要)

 
 現在では1ヶ月に一度飲ませる薬をはじめ様々なタイプの予防薬が出ていますので病院で聞いてみましょう。

 なお、予防薬の投与に関しては、もし万が一罹っているワンちゃんに投薬すると重篤な副作用(場合によっては死亡例もある)が出ることが知られていますので、投薬しても大丈夫かどうかを確認するため、必ず血液検査を受けてから投薬する様に心がけましょう。

 

  地域情報

 
 この辺はまだまだ、フィラリアに罹っているワンちゃんが 多い地域です。うちの子は全く元気で病気知らずとか、蚊取り線香をつけているから大丈夫と思われている方が非常に多い様です。

自分の身は自分で守る手助けをしてあげましょう。

ちなみに、H16年、17年に、当院に来院され、フィラリアを知らなかった子の感染率は約60%です。

当院を中心に東側と西側で多少の差がありますが、60%というのはかなりな感染率です。

詳細は病院の待合室に貼ってありますので参考にしてください。

H20年、H21年の統計では飼い主さんの予防効果の浸透により当院での結果は約54%と60%を切ることができました。年間を通じてフィラリアの子を診る機会も減ってきている気がします!

次は40%台を目指しましょう!